くさった赤味噌にっき。

ぼっちコミュ障な腐女子が書いてく日常と自分語り、ジャンル語りな自己満足ブログ。

腐女子になった経緯。

私が腐女子になったのは小学生の友人の影響である。と言っても、その友人は私を腐らせようとか、そういった目的はまるでなかったと思う。
当時流行っていた某テニヌが好きだった私は、友人達が書く下敷きの可愛い絵の参考元が気になって気になって仕方なかった。当時の本編ではまったりと温泉に入るようなシーンはなかったたため、純粋だった私はその新しいエピソードをどうやったら手に入れられることができるのか、ずっと悶々としながら過ごしていた。
そして、ついにその日はやってくる。

私「お母さん、これ買って!」
母「……え?」

そう。私の初同人誌は、実は親に頼み込んで買ったものだったりする。当時同人誌というものがどういったものかまっっっ…たく!分かっていなかった私は、普通の漫画を強請るように親に買ってもらったのだ(良くも悪くも、このころの私はバ…純粋だったのだ今でも基本馬鹿には変わりないが)。
親もあまり良い顔はしなかったものの、お願いお願いとなんども頼めば、渋々買ってくれたものだ。そして、読んでみた初感想はと言えば。


(……片方を女の子として考えればいいんだよ?男の子同士の恋愛、悪くないけど好みじゃないなぁ)

幸い、キス止まりだったので男版の少女漫画と考えていた私はまるで抵抗はなかったが。その本に載っていたカップリング達には興味を持っていなかったため、普通に、他の漫画達と同じように本棚にしまっておいたのだった。

これが、私の腐女子第一歩のお話である。

 

腐女子の第一歩を歩み始めたとはいえ、最初の頃は、別段カップリングをきゃいきゃい楽しむということはなかった。当時の私は基本的にストーリーをそのまま受け取っていたため、語られていない行間を楽しむといった事を考えていなかったからだ。
それから、私が腐女子になるまで一定の期間があったのは、私の友人達の影響もある。
友人達は私を腐女子の道へと導いた人間ではなかったが、私と同様アニメオタクだった(私が彼女らに、そう認識されてるがどうかはまた別だが)。彼女達はアニメ好きではあるが、決して腐ってはいなかった。恋愛を楽しむというよりは、普通にストーリーの展開だったり、ただキャラが格好いい止まりであった。
一方で、極少数の人間が腐ってはいたが、あまりよい待遇とは言えなかった。むしろ、仲間内のからかわれる対象として存在していたのだ。私は、自分がその対象になるのが嫌だった。
元々からかわれることの多かった私は、そういう対象になる事にとても抵抗感を覚えていた。何故なら、抵抗すると体力が持って行かれて疲れるからだ。そんなことするぐらいなら、何もしないままがいい。腐っていると悟られたくない。
それでも、彼女達と好きなジャンルが1つでも被っていれば私も入れたかもしれないが、残念ながらそうはならなかった。何故なら、私は彼女達がハマるジャンルについて、全くハマることができなかったからだ。だからその場で盛り上がっていても私はおざなりにしか返事が出来なかったし、相手も私が興味ないことはわかってしまったに違いない。
そんな訳で、私はただ眺めているだけの傍観者として、そのグループ内に存在するしかなかったのだ。

そのせいか、私は仲間だと認識されていても、今になってもあまり仲良くはなれてない気がする。これが所謂、心を開けない人間の僻みから生まれた哀れなぼっちの末路なのかもしれない。…まあ、自分を表現できなかった私が悪いのかもしれないが、ここでは割愛させてもらう。それでも彼女らは、私にとって大事な幼馴染であることには間違いないのだから。

そんな訳で、私が腐っていると自覚するまでは、もう少し時間がかかるのであった。

 

私が腐っていく拍車をかけたのは、友達から二次創作サイトの存在を聞いてからだった。当時中学生の私は自分の携帯を持っていないため、家に帰ればもっぱらパソコンで二次創作、もしくはオリジナルのサイトを巡り巡っていた。中学生の時はまだ腐りきっていなかったため、もっぱらNL、夢小説、友情系ばかり漁っていた。コミュ障で想像の世界について語り合う術を持てなかった私にとって、想像という名の不特定多数の妄想の世界に浸るのはかけがえのない時間であった。元々悪かった目もどんどん悪くなっていったが、周囲の人物と話す事が極端に苦手だった私は構わずサイトを巡り続けた。一人遊びが得意な私にとっては、その時間はとても大切なものとなっていた。
……まあ、その時間を大切にし過ぎて勉強を疎かにしてしまったので、他の人は決して真似しないでほしい。する人もいないだろうけれど(笑)

 

さて、本題に戻ろう。

元々私は、男の子がわちゃわちゃしてる友情系の物語が大好きだった。多分、小さい頃から人との距離を図るのがすごく苦手だった私にとって、未知な性を持ち、かつ友情に憧れがあったからだと自己分析してる。ちなみに女子に関しては、嫌いではないが多少自分を偽る必要が多々あるため苦手だったりする。何故偽るかって?女子は男子以上に変な人間に対する拒否反応が半端ないからだ(と、私は少なくとも思っている)。
だから、今思えば腐女子の素質はふんだんにあったのだ。自分でも気づいていたかどうかは別にして。
完全に腐ったキッカケというものはあまり覚えていない。ただ、友情を描いた作品よりもBLを書いた作品の方が面白く感じたのと、NLだとよくある展開過ぎて飽きてきていた、という理由だった気がする。

こうして、元々素質があった私は歳を経るごとに腐女子道を歩んでいくこととなったのだ。
正直、この道を選んだ事に後悔はないし、むしろ幸運だったと思う。何故なら、嫌なことがあっても現実逃避できる趣味があれば、死にたくなっても死に切れない、という感情を呼び起こせるからだ。
端的に言えば、私の部屋にはそれ系の本や文章、絵が存在してる。
男で言えば、エロ本のようなものだ。

ここまで言えば、分かる人は分かってくれると信じている(笑)

 

そんな感じで、ぼっちコミュ障な腐女子は爆誕したのであった。

私の過去話は、こんな感じだ。

 

次回は、私がハマったジャンル達についてつれづれ書いていこうかなと思ってます。

良ければ暇つぶしに見てくださいませ。